学べる内容 授業紹介

学べる内容

自然科学の方法
担当:柴山
自然科学を学ぶためには数学の知識が必須です。特に電気電子工学のほとんど全ての専門科目では、数学を駆使して講義が進められていきます。この授業では、電気電子工学で使用する大学数学の基礎を講義します。高校数学から大学数学への橋渡しの役割も果たします。ベクトルや複素数、微分方程式などをより洗練された形で学ぶことで、電磁気学や電気回路を修得するための足がかりとなります。高校時代に学んだ数学の一つの到達点が、電気電子工学を学ぶ中で見つかることに、皆さんは気付くことでしょう。
電磁波情報工学
担当:柴山
インターネットにスマートホン。共通しているのは電磁波に情報を乗せて信号のやりとりをしていることです。本講義では、コンピュータを使った電磁波伝搬の数値解析手法として最も広く用いられている有限差分時間領域(FDTD)法を学びます。定式化にはベクトル計算が必須です。また、実際の計算や得られた結果の解釈には、電磁気学や電気回路の知識も必要になってきます。本講義でFDTD法を理解すれば、自らプログラミングを実行し、ノートPCのような小規模なコンピュータでも、ありとあらゆる電磁界現象のシミュレーションができるようになります。
基礎電気回路
担当:斎藤
スマートホン、太陽光発電、インターネットなど様々な電気電子工学の技術を実現するためには、高性能の電気電子回路を設計する必要があり、この科目はそのための第一歩です。抵抗、キャパシタ、インダクタ、電源等で構成された基本的な回路の動作―各部の電圧、電流、電力のふるまい―を解析する方法を学びます。その解析のためには、数学で学んだ様々な基礎事項の工学的意義を理解することがとても重要です。例えば、高校では幾何などの問題を解くために使っていた三角関数は、大学の回路工学では、音声や画像信号を表現し、通信する技術を構築するために巧みに使われます。
プログラミング言語C演習
担当:中村壮亮
PCやスマホの普及により、私たちの生活はデジタル化の一途を辿っています。これらのデバイス上で動作する機能はソフトウェアと呼ばれ、プログラミング言語と呼ばれる文法を駆使することで作成されます。本講義では、複雑な計算処理を扱うソフトウェアの開発等において動作速度の速さから現在も重宝されているC言語を学びます。
制御工学
担当:中村壮亮
入力および出力を持つシステムに対し、所望の出力が得られる入力を自動計算する機能(制御系と呼ぶ)の実現方法を論じたものを制御工学と呼びます。モノを操る一般論ですので、電気系のシステムに限らず機械系や化学プロセスにも応用でき、学びがいのある学問といえます。現代制御とは、ベクトルや行列を用いてシステムの振る舞いを定式化することで従来の古典制御では困難であった高度な設計や多入力・多出力系への対応を可能とするものです。講義を通してその表現力の高さを体感しましょう。
知的制御
担当:伊藤
ロボットおよびコンピュータに学習能力を持たせるための方法について学びます。講義形式で学習のアルゴリズムを学ぶだけでなく,各自が実際にプログラミングを行い、コンピュータが学習を行う様子を観察します。
制御工学入門
担当:伊藤
制御工学は、産業用ロボットから、自動車、化学プラント、電化製品にいたるまで、非常に多くの分野で使用されています。本授業では、制御対象を物理学および数学を用いて記述し、これを所望の状態に制御するための制御系の設計方法について学びます。また、コンピュータを用いてシミュレーションを行い、各自が設計した制御系の性能を確認します。
基礎物性工学
担当:中村俊博
トランジスタなど電気電子工学で用いられる様々なデバイスの動作原理を理解するためには固体のミクロな(原子、電子)視点での諸特性(電気、熱、圧力、光など)である物性を知ることが重要です。本講義では、この固体物性に関わる物理学(結晶物理、統計力学、半導体物理など)の基礎的事項を学びます。
物性工学
担当:中村俊博
基礎物性工学で学んだ知識をベースに、半導体の電子・熱物性を学びダイオードなどの種々の電子デバイスの動作原理の理解を目指します。さらに、発光ダイオードや太陽電池などの光デバイスの動作原理を理解するための準備として、半導体を初めとした固体材料と電磁場である光との相互作用に基づく光物性の基礎を学びます。
光エレクトロニクス
担当:中村俊博
発光ダイオードやレーザー、有機ELなどの発光デバイスは、近年の半導体プロセス技術の著しい発展のおかげで身の回りの様々な場面で利用されています。本講義では、これらの発光デバイスの構造や、物性論に基づいた動作の原理、各デバイスの特徴を学びます
基礎電磁気学
担当:佐々木
自動車など「電動化」というキーワードが盛んに飛び交っています。さらにスマートフォンなどの「通信技術」は日々進化しています。これらの生活に密着した技術は電磁気学の理論を用います。電磁気学は電気の世界と磁気の世界を数学で表現した学問です。まずは基本的な数学的知識の復習から始め、電磁気学の基礎を取得してもらえるよう授業を行います。
応用電磁気学
担当:岡本
私達の身の回りには、電子レンジ、IH調理器等の電磁気現象を実応用した家電製品がたくさんあります。本講義では、電磁気現象の本質を理解するための基本的素養(電気電子数学)・アンペアの周回積分の法則・電磁誘導の法則を復習し、それらの実際的な応用について、実物を観ながら楽しく修得して頂いています。
電磁気学/電磁気学演習
担当:山内
高校で学習した物理の電気、磁気に関する内容を拡張した授業です。基礎電磁気学の次に学習する科目で、電磁界をベクトルで数学的に表わすことを学習します。演習科目と合わせて理解が深められるように工夫されています。
電気機器
担当:岡本
近年の電動化の勢いは、時代の潮流ともいえます。電動化の中枢は,電動機(モータ)です。電車、ハイブリッドカー、電気自動車、ロボット等の様々な電気機械の特性向上には、各種モータを学ぶことは重要で  す。本講義では、各種モータの動作原理・用途・長所・短所について、分かりやすく楽しく説明しています。
光伝送工学
担当:山内
光は電磁波の一種であり、電磁気学で学んだ基礎理論を発展させて理解を深めることができます。この講義では、電磁波の反射、屈折、回折などの理論と伝送路としての基礎事項を学習します。高校でならった波動の知識がより深まることでしょう。
光デバイス工学
担当:山内
インターネットの爆発的な発展には、各種光デバイスが貢献しています。また、光に関する技術は、光通信のみならず、光情報処理や、最近話題となっている光センサなどにも応用されます。こうした各種光デバイスの動作原理と応用を学習します。
線形代数学
担当:間下
中学校では2元連立一次方程式の、高等学校では3元連立一次方程式の解き方を習います。未知数の個数がささらに増えて4元、5元連立一次方程式・・・となったときどのようにこれを解けば良いでしょう。基本的な考え方は中学校で習う「未知数の消去」ですが、3元連立一次方程式でも、ただ一組の解を持つもの、無数に解を持つもの、解が無いものがあり、多元連立一次方程式を解くためには理論的な裏付けが必要になります。私が担当する線形代数学では、様々な場面で利用される連立一次方程式を解く上でも基礎となる技能と理論をわかりやすく講義しています。
基礎アナログ電子回路
担当:安田
電子回路は、身の回りの電気製品のみならずさまざまな工業製品の中で用いられています。本講座では、電子回路の特徴であるトランジスタなどの能動素子を用いた回路の特徴、解析方法、設計方法について学びます。また、授業では実際のトランジスタを用いた実験を通して回路動作の理解を深めます。
電気電子工学入門
担当:安田
古代ギリシャ時代の静電気の発見から、18世紀から始まる近代電気電子工学の発展をその歴史と共に学びます。また、20世紀から21世紀に急速に発展したこれらの基礎技術やその応用分野を身近な製品などを例に概説します。
アナログ回路デザイン
担当:安田
携帯電話やTVなどの通信機器や、高度なセンサを使う医療機器等では高性能なアナログ回路が必要です。この講座では、現代の社会で用いられているアナログ基本回路を概説し、実際に皆さんにMOSトランジスタを用いてこれらの回路を設計してもらうことで、その技術を習得してもらいます。
デジタル回路デザイン
担当:安田
現代は、コンピュータなどのデジタル機器によって情報化社会を形成され、皆さんもスマートフォンなどでいつでもどこでもインターネットなどから情報を得ることが出来ます。本講座では、コンピュータを使ったコンピュータを実現するデジタル回路の設計法を学び、コンピュータの心臓部であるCPUの実現方法の取得を目指します。
デザインとテクノロジー(電気)
担当:鳥飼
電気自動車、自動運転、5G無線通信などの最先端の電気・電子・情報・通信機器の高度な機能を実現するためには、電気電子工学が中心的な役割を果たしています。電気電子工学科では、それらの機器の研究開発のために必須となる講義を多数用意していますが、それらの大学における講義の内容と高校までの講義の内容の間には難易度に差があります。そこで本講義は新入生が入学したばかりの1年生の春学期に開講し、本学科の1年生が秋学期以降に本格的に習う電気電子回路理論や電磁気学などの重要な科目を受講するために必要な基本的な知識の習得を目指します。
組み合せ論理回路
担当:鳥飼
スマートフォン、ノートPC、スーパーコンピューターなどの情報通信機器の高度な情報処理を実現するためには、デジタル回路が中心的な役割を果たしています。本講義では、本格的なデジタル情報処理回路を設計するために必要な基本的な知識の習得を目指します。
応用数学
担当:鳥飼
電気自動車、ロボット、ドローンなどの動的に振る舞う機器の動作は、微分方程式を用いてモデル化されます。また、電力系統の電気回路、無線通信用の電子回路などの電気電子回路の動作も、微分方程式を用いてモデル化されます。このように、身の回りにあるありとあらゆる機器の開発のためには、微分方程式やそれに基づく知識がフルに活用されています。本講義では、それらの機器の研究開発において必要になる微分方程式の基本的な理論を学びます。
応用物理学
担当:西村
プラズマ(電離した高温の気体)は物質の第4の状態です。太陽やオーロラなど宇宙空間にはプラズマが満ちています。一方で、地上の太陽と呼ばれる水素プラズマの熱核融合反応は新エネルギーとして実用化が期待されています。この講義においては、プラズマ物理学の基礎を学び、自然界や工学における様々なプラズマ現象の背景にある基本原理を理解することに挑戦します。プラズマ物理学は、質点や流体の力学と電磁気学を組み合わせた学問です。力学や電磁気学に対する理解を深めることもこの講義の目標の一つです。
基礎電気電子材料工学
担当:笠原
身のまわりのあらゆるデジタル家電は、様々な電気電子材料(導体、半導体、誘電体、磁性体、有機半導体など)を用いた部品やデバイスによって構成されています。本講義では、原子内の電子状態、各材料の電気的性質・製法・用途、電子部品を作製するための微細加工技術について学習します。
基礎半導体工学
担当:笠原
半導体材料は、パソコンやスマートフォンなどの身のまわりのデジタル家電はもちろんのこと、照明、信号機、太陽光発電、自動運転、社会システム、医療などあらゆる領域で活用されており、産業の発展を支えています。半導体には、他の材料が持たない、電気の流れを制御する機能や、電気エネルギーを他のエネルギーに変換する機能があります。本講義では、半導体物性(結晶構造、バンド構造、電気伝導等)および半導体デバイスの動作原理の基礎を学習します。